ゴロツキつきの月/4~8話あとがき

あまり内容に突っ込んだ語りはしませんが(進行中の話なので)、制作記というか、描きながら考えていること、みたいな話は大いにしています。そういうのが好きな方はどうぞ。

そういうのがノイズになりそうな場合は読まない方がいいかも?うまいこと選択していただければ幸いです。必読副読コンテンツではないのでね。支援しなくても読める支援者向けFANBOXみたいなもん(??)だと思ってください。

もくじ

第二区間について

『ゴロ月』の構成は全四区間+αを想定しており、4〜8話は第二区間となっています。じゃあ半分くらいまで来たのかというと、終盤のほうがページ数が増える関係でまだ半分ではないですね。まだまだ続くんじゃ。

第二区間は起承転結で言えば承と言えるでしょうか。なら第三区間は転なのかというと、まだしばらく承です。本当はもっと転転していた方が面白いのかもしれないですが……難しいですねえ!

1〜3話は導入・基本情報の提示で、4〜8話は背景情報の追加・かぐ夜イベント発生って感じの構成ですね。導入で出すとゴチャつきそうなものを色々提示するパートになりました。

『ばけいづこ』は着地点を決めずにかなり行き当たりばったりで進行していたのですが、『ゴロ月』は着地点を決めて進行しているお話です。主人公が記憶喪失だったり、不穏さを漂わせる人物がいたり、わかりやすく『終盤で何かしら明らかになるのがキーになるタイプのアレ』となっております。ネタバレの概念が存在する話とも言えますね。自作にネタバレとか言うの、なんかちょっとくすぐったいのですが。

こういう作りの話をやるのって初めてなので、かなり探り探りやってます。目標はやりきること…!

各話振り返り

4話「入侖学院見学ツアー」/ 5話「もしおれがワルイコだったら」

「入侖学院見学ツアー」

16P

「もしおれがワルイコだったら」

9P

入侖学院をツアーして回って背景情報を提示しつつ、ミソカの顔見せをする話です。前述の通り、導入では色々省いていた部分の提示が目的ですね。ついでに肝試し要素も生えました。

プロット・テキスト台割作業中の過去ログを確認すると、この回はもっと動きのない話になっていました。というか、ミソカ登場を主眼に置きすぎてよくわかんなくなってたみたい。紆余曲折を経て今の形になったようです。

肝試し要素は最後にくっつけたものなんですが、これが割と楽しかったのでよかったです。八百八郷ハッピャクヤキョウにおけるオバケの話、もちろんこの回を作ってる段階で考えた後付なわけですけど笑、こういうのを行き当たりばったりで考えるのが一番楽しいんだから。

画像:入侖学院ざっくり上面図

入侖学院マップももちろん作画段階で決定しました。設定画作るのを嫌いすぎている。作中で描いたものをそのまま設定画として流用できるのが最もコスパがよいとされています。細かい整合性は考えません。

便所は外(近場)にあるイメージ。寮もこの付近にあると思います。

ゴロ月がシミュレーションゲームだとしたら、各キャラが出現しやすいマップはこんな感じだろうか。

かぐ夜→教室・生徒会室
マキビ→書庫
ミソカ→保健室

画像:ミソカ登場シーン

先ほど書いた通り、この回のマスト事項は『ミソカ登場』でした。1〜3話である程度独立した導入をやった後、第二区間(4話目)で『ばけいづこ』既出のキャラを出す……という流れにしたいなと。



ショート番外篇 はかばなし

ショート番外篇 はかばなし

5P

『ゴロ月』4・5話を描きながら思いついた小ネタです。『オバケ』の概念で一幕いけそうだなと。情報的な補足と、各人の『オバケ』に対する反応。定番ネタってこういうのを考えるのが楽しいですよね。

ドラ蔵は地中を自由に移動できるけど、まだ地面と一体化していないオブジェクトには激突するイメージです。人骨であっても『大地に還った』と言えるような状態なら多分すり抜けて移動できるようになると思う。

井正イゲタダはシンプルに人名が苦手なだけなので、オバケに対する怖がりは全くないです。

八百八郷ハッピャクヤキョウのお墓は多種多様な感じだといいなーと思っているので、墓の様式によっては特に名前とか書かないタイプもありそう。そういう墓場については何とも思いません。

沙華シャゲは『オバケや得体の知れないモノを怖がるという記憶』は持っていますが、その感情は共有していないため、特に恐れていません。ただこれは沙華シャゲ自身の情緒の未発達さが要因とも言えるので、何か個人的な経験を得たらどうなるかわからないかも。

一定量出し切っているキャラはこういうオタク語りができて楽しいですね。ゴロ月組はまだできるとこまでいけてないから……いかなきゃ……



6話「試験を受けるのですぞ」

「試験を受けるのですぞ」

26P

引き続き背景情報提示回。『ばけいづこ』でも提示した情報を拾いつつ、違う視点からはどう見えているか……をやりたかったお話ですね。

この回は26ページあるのですが、初期段階では10ページ程度で終わる内容でした。倍以上に増えとる

10ページでギチギチに情報を提示するだけって感じの内容になってしまったんですよね。それがなんだか味気なかったので、サブキャラを生やして対決形式にしてみた次第です。ついでにかぐ夜の慕われ描写などもできたので、多分よかったと思います。

本当はページ数を増やしすぎず、出したい情報を出し、物語としてもまとまっている……のが理想なんですけどね。難しいよね〜〜〜〜(大の字)

セリフ:この世界における宗教組織の存在意義なのだ

この世界における『宗教』(あと『野球』)の存在について、『ばけいづこ』では一面的にしか取り上げられなかったので、異なる方向を映せたのがよかったです。

『宗教』について、『ばけいづこ』ではあまり描きませんでしたが、この世界における独自の存在意義がある……ということをやりたく。まあ、その上で入侖教がちょっぴり危ない組織というのは『ばけいづこ』で描いた通りではあるのですが。
『受け皿としての宗教』はあの世界には他にも点在していると思います。

セリフ:この決戦の勝者が、来年はっぴゃくやきょうの頂点をかけたペナントレエスに出場します

ナスンボくんの『ばけいづこ』出演シーンはここです。
橋渡りのばけいづこ #7 中編
『橋渡りのばけいづこ』表紙絵にもいます。ある意味では、ナカノト先生も『ばけいづこ』出演者と言えるかもしれない。


こぼれ話

画像:ナカノトのメガネクイッしゅう

ナカノトはかなりメガネを触り散らかすタイプのメガネキャラ

『ばけいづこ』の井正イゲタダはメガネ触り仕草を全然しないタイプです。特に理由はないんですけど、なんとなくそういうキャラかなっていうノリでそうなっています。井正イゲタダは多分自分がメガネキャラっていう自覚が薄い。なんとなくそんな感じです。



7話「この場所を護れるよう」/8話「『アンタ守るのに理由がいるか』」

「この場所を護れるよう」

16P

「『アンタ守るのに理由がいるか』」

29P

かぐ夜の個別イベント発生回です。4〜6話で出したかった背景情報を出せたので、キャラ回をやっていこう、みたいな。

画像:かぐ夜VS謎の人物の場面

謎の人物氏も再登場。一応、かぐ夜とのバトルでは謎の人物氏の能力が発揮され、かぐ夜はそれを攻略しようとしています。謎の人物氏は謎の人物氏なので、詳しくはまたいつか。

画像:イビトや黒髪についての説明シーン

かぐ夜の設定色々。

前記事で記載した通り、これまで登場したキャラや、『ばけいづこ』表紙にいるモブ含めて黒髪は一人も出てきていませんでした。まあこれについては『黒髪を特別にしたい』ではなく『カラフル髪が当たり前の世界が良い(カラフルなのが、好きなので)』『ならせっかくなので、黒髪を特異ということにしちゃおう』の順番なんですけどね。うちの設定こんなんばっかです(霧がよく出る、って設定も『建物をカラフルにしたい』からだし)

画像:かぐ夜がゴクロウにありがとうと言うシーン

ゴロ月の面々は現状『人物像』について語れることがなさすぎる。早く描き終えてただのオタクくんになりたいです。描く方の私、頑張って。はい。


こぼれ話

画像:マキビのセリフ:え?うん。あー、はいはい

マキビ、気付けば空笑い(「ははは。」みたいなの)と生返事をめっちゃしている。キャラ設定を考えていた段階では別に『空笑いと生返事がクセ』とか決めてたわけじゃないんだけれども。なんか動かしているうちに『こいつめっちゃ雑応答するじゃん』ってなっている。

こういうちょっとしたクセって勝手に生えてくるのを待つのがいいのかもしれないですね。私、よっぽど常時発動できるパッシブ口癖みたいなの以外の『クセの設定』のことすぐ忘れてしまうから。ゲーム『俺屍』でランダムにクセが設定されたりするんですけど、補完創作で活かせた記憶が全然ない。メガネ触り度もそうだけど、描きながらなんか湧いてくるのを拾うのがいいのかもしれないですね。



ショート番外篇 ヒノコバラ

ショート番外篇 ヒノコバラ

5P

『ゴロ月』7・8話と関連性のある小ネタです。多面的な情報補完として、片方で語りきれなかったことをもう片方で言及するの楽しいな。嬉しさがある。

こういう補完小ネタやっていると、井正イゲタダ沙華シャゲって情報補完させるのに便利なキャラしてるのかも。沙華シャゲは『過去1000年分の民衆の蓄積された記憶(ただし掘り返す時間が必要)』として、井正イゲタダは『書物で得た知識』と『お爺ちゃん伝いに聞いた話』として。もちろん全てをカバーできるわけではないですが。

お爺ちゃんも便利でよく名前が挙がりますね。あちこちに顔を出している、実地タイプの情報通なんですよね彼。なので一般人も知らない・書物にも残ってない話はここから出せる。

ついでにイゲシャゲの旅の道中の小さな出来事を補完できるのも楽しいですね。その代わり、変更前の描きにくい衣装をまた描くことになるんですが…笑

次回予告

9話からは第三区間に入ります。というわけで軽い予告編ですが……

画像:キービジュアルのトリミング

キービジュにいながら100ページ過ぎても出てこなかったキャラが…出ます!

ジャンプの1話のカラーページにいる人が5巻くらいでやっと出てきたみたいな。これ、私がやりがちな行き当たりばったり進行だと基本ありえなかったのでじわじわきますね。行き当たりばったり進行だと、こんな先に出てくるキャラのことなんて考えてないですから。『ばけいづこ』なんてなあ、ミソカすら初期構想にはいなかったんだぞ!草

というわけで出ます。どんな人物なのでしょうか。

進捗報告

進捗ゲージ画像 全体プロットは100%・文字台本は9割程度・ネームと作画は3~4割程度

裏作業の進捗

テキスト台割作業はクライマックスまで済みまして、今は『+α』部分を進めているところです。一応通しの書き出しはできましたが、どうせ実際にコマ割りする段階でまた色々変更したり調整したりするんだろうなーとは思いつつ……たたき台ができているというのが大事なので……。

そう、セリフ書き出し済んじゃったんですよ。クライマックスまで。 実際にセリフを書き出してみて見えてくるキャラの感じとかもあるわけでして、進んじゃったせいで「早くここの話して〜〜〜〜」ってなってます。たすけてくださーい

順調に進んで来春以降とかだろうか。そう考えると大作ゲームの作者とかってすごいよな。キャラの設定やクライマックスまで考えてシナリオFIXしてから1年2年平気で過ぎるのって。すごすぎる。耐えられない。

というわけで、全部ゲロる権利獲得をモチベーションに引き続きやっていこうと思います。気が向けば読んで下さるととっても幸いです。

以上、ゴロ月第二区間の振り返りでした。キャラやストーリーについては語れないからサックリやるつもりだったのになんか長いな……?『ばけいづこ』の話とかも絡んだせいですね、うん、きっとそう。お読みいただきありがとうございました。

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